東京干潟&蟹の惑星ブログ

多摩川河口干潟を舞台にした連作ドキュメンタリー映画「東京干潟」と「蟹の惑星」の情報をお伝えします。

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

【動画】多摩川のトビハゼ

多摩川のトビハゼ(ドキュメンタリー映画「東京干潟」「蟹の惑星」PRESENTS) 多摩川河口の干潟にはカニ以外にも様々な珍しい生き物が暮らしています。 その中からトビハゼを動画で紹介します。 姿も動きも生態も、とてもユニークなトビハゼですが、今多摩川…

上映時間&上映期間中の催しのご案内

いよいよ「東京干潟」「蟹の惑星」公開まで、あと2週間となりました。 ポレポレ東中野での上映期間と上映時間が確定しましたので、お知らせいたします。 変則的で少しややこしいのですが以下の通りです。 上映は7月13日(土)から8月2日(金)の3週間になり…

なぜ水辺とおじいさんなの?②(自分を使い尽くす)

水辺を舞台におじいさんばかり撮っていることについて、昨日は“水辺のわけ”を書きました。 それは水辺が生命活動の場であるということでした。 では、おじいさんについてはどうなのか。 おじいさんとは、つまり老人ですので、彼らは生命活動の終盤に向き合っ…

なぜ水辺とおじいさんなの?①(人間以外の世界を見る)

私のこれまでのドキュメンタリ―映画は、なぜか水辺を舞台に、おじいさんを主役にした作品ばかりです。 「流ながれ」(2012年)では、カワラノギクという絶滅しかかっている植物をたった一人で河原に復活させようとしている吉江啓蔵さんと、地元の川で環境調…

ドキュメンタリ―映画はこうして生まれる(私の場合です)

今回は私が監督した過去のドキュメンタリ―作品のうち、「東京干潟」と「蟹の惑星」に特に影響を与えた2本をご紹介します。 ひとつは、今から7年前の2012年に完成した私の初めてのドキュメンタリ―監督作品「流 ながれ」です。 公式サイト www.nagale.info こ…

門真国際映画祭2019で「東京干潟」が上映されます!

門真国際映画祭2019公式サイトwww.kadoma-filmfes.com 上映のお知らせです! 「東京干潟」が門真国際映画祭2019で上映されます! 門真国際映画祭は、大阪府門真市で開催される国際映画コンペティションで、そのドキュメンタリ―部門に「東京干潟」が選ばれま…

【動画】都会のゴミは干潟に流れつく

都会のゴミは干潟に流れつく(ドキュメンタリ―映画「東京干潟」&蟹の惑星」PRESENTS) 多摩川河口の干潟は東京の最下流です。 ここには都会の人々の生活から排出された様々なゴミが流れつきます。 干潟に来て一番最初に目にとまったのは、岸辺やアシ原に散…

「蟹の惑星」はカニづくし

「蟹の惑星」ってどんな映画なんですか?とよく聞かれます。 「蟹の惑星」は多摩川河口の干潟で15年に渡ってカニを観察し続けている吉田唯義さんとカニたちの驚くべき営みを見つめていくドキュメンタリー映画です。 その内容を“カニ”というキーワードでく…

干潟に猫が生まれました。

1ヵ月前、干潟のおじいさんの家にいるハヤブサが子猫を4匹生みました。 おじいさんは、自分のところにきた捨て猫のうちメスがいると、ボランティアの方々に頼んで、繁殖しないように避妊手術をしています。 ただでさえ、次々と捨てられる猫たちの世話で経済…

もっとカニに近づきたい!

干潟でカニを撮るにあたって、私が命題としたのは“接写”、つまりなるべく近寄って撮影することでした。 その方法論を徹底したことにより、肉眼では見えないカニの造型の面白さと色彩の美しさをカメラに収めることが出来たと思います。 実は私は実際に干潟で…

【動画】干潟の家の猫たち

干潟の家の猫たち(ドキュメンタリー映画「東京干潟」PRESENTS) 「東京干潟」の主人公・シジミ獲りのおじいさんは、多摩川に捨てられたたくさんの猫たちと共に暮らしています。 その中から、映画に登場した猫たちを動画で紹介します。 (未公開映像もありま…

ホームページ完成しました!(小西修さんから寄稿文をいただきました)

higata.tokyo おまたせしました! 「東京干潟」と「蟹の惑星」のホームページが完成しました! 以下よりアクセスできます。 https://higata.tokyo/ ホームページには作品情報や公開情報、予告編、私のインタビュー、そして作品に寄せられた様々なコメントを…

「蟹の惑星」へ誘う音楽の魅力

今日は「蟹の惑星」の音楽について書こうと思います。 「蟹の惑星」はマリンバ演奏者の田中舘靖子さんに音楽をお願いしました。 私は自分の映画に極力音楽をつけないようにしています。 なぜなら、音楽は人間の感覚に直接響き、聴く人の心にダイレクトにしみ…

【動画】干潟での不思議な出会い

干潟での不思議な出会い 普段は水面下にある干潟。 干潮になって水が引くと、干潟には不思議なものが残されていることがあります。 今日は、不思議なもの、そして不思議な出会いを短い動画でご紹介いたします。 村上浩康(製作・監督)

なぜ?「東京干潟」というタイトル

多摩川の干潟でシジミを獲りながら捨て猫たちと暮らすおじいさんを描いた映画がなぜ「東京干潟」というタイトルなのか。 もちろん東京の多摩川の干潟が舞台ということが前提となっていますが、それだけではなく「東京」と「干潟」とそれぞれの言葉に様々な意…

なぜ?「蟹の惑星」というタイトル

今日は映画のタイトルについて書こうと思っておりました。 でもすみません、これから「東京干潟」のマスコミ試写会があり、 さらにその後に新聞の取材、夜はネット配信の映画番組の出演と 何かと立て込んでおりますので、「蟹の惑星」のタイトルの由来を少し…

猫とシジミと一緒に生きる(その2)

「東京干潟」は、干潟のほとりで捨て猫たちと暮らすおじいさんを描いた作品ですが、 このおじいさんの生計を支えているのが、多摩川の干潟で獲れるシジミです。 獲ったシジミを近くの仲買業者に売って、そのお金で猫たちと細々と暮らしています。 かつて多…

猫とシジミと一緒に生きる(その1)

「蟹の惑星」では、干潟に住む様々なカニたちの営みを通して、都市の中の自然環境を見つめました。 一方、「東京干潟」では人間と自然の共生を干潟に暮らすホームレスのおじいさんの生き様を通して見つめます。 おじいさんは干潟のほとりに小屋を建て、河原…

この干潟の片隅に

多摩川の河口には何か所か干潟がありますが、私が主に舞台としたのは東京の大田区と神奈川の川崎を結ぶ大師橋の下の干潟です。 ここは広さが400m×200mという、だいたい東京ドーム2個分くらいの面積で、多摩川の開けた風景の中で見るとそれほど広い場所と…

撮影現場は二刀流

干潟で奇跡の出会いを果たし、ここから本格的に映画の撮影が始まるわけですが、それはシジミ獲りのおじいさんと、カニの吉田さんと、いわば“二刀流”で行っていくことになりました。 これは自分としても経験したことのない特殊な撮影の進め方でした。 まず撮…

奇跡の出会い(東京干潟編)

干潟でカニの撮影をしていた私は、偶然通りかかった吉田さんに声をかけられ、「蟹の惑星」の撮影がスタートしました。 では「東京干潟」の主人公、シジミ獲りのおじいさんとはどうやって知り会ったのでしょうか。 忘れもしません、吉田さんから初めて声をか…

奇跡の出会い(蟹の惑星編)

干潟で映画を撮ろうと決めたのはいいのですが、具体的には何を題材にすればいいのか。 漠然とした思いで干潟に通い続けた私がまず撮影したのはカニでした。 その頃(2015年の冬ですが)、季節的にはあまり生き物が見られない時期で、干潟に現れるのは北国か…

どうして干潟で映画を撮ったの?

最近、映画の宣伝でいろいろな人にお会いすると「どうして干潟で映画を撮ろうと思ったのですか?」とよく聞かれます。 私がなぜ干潟に興味を持ったのか? それは前作の上映で盛岡を訪れた時のことです。 朝、ホテルの部屋で何気なくつけていたテレビで、北海…

東京干潟&蟹の惑星ブログ始めます!!

初めまして!! 「東京干潟」と「蟹の惑星」のブログを始めます。 今後こちらで様々な情報をお伝えしていきますので、よろしくお願いいたします。 映画は7月13日(土)よりポレポレ東中野で公開予定です。 http://www.mmjp.or.jp/pole2/ 作品の公式ホームペ…