ホームページ完成しました!(小西修さんから寄稿文をいただきました)
おまたせしました!
「東京干潟」と「蟹の惑星」のホームページが完成しました!
以下よりアクセスできます。
ホームページには作品情報や公開情報、予告編、私のインタビュー、そして作品に寄せられた様々なコメントを掲載しています。
コメントは佐藤忠男さん(映画評論家)、松崎健夫さん(映画評論家)、四方繁利さん(映像文化批評家)、我妻和樹さん(映像作家)、宍戸大裕さん(映像作家)、山田徹さん(映像作家)、柳下美恵さん(ピアニスト)、佐野章二さん(ビッグイシュー日本代表)、以上の皆さんに頂戴いたしました。
また、特別寄稿として写真家の小西修さんの「東京干潟」への寄稿文を掲載しています。
小西さんは1989年から、ご夫婦で多摩川に捨てられた猫たちのケアを(何と!)30年間、毎日行っています。
多摩川の上流から下流まで、自転車で時に何十キロも移動しながら、飢えたり傷ついたりした猫の保護や治療、救済活動を続けています。
また、河原に暮らすホームレスの人たちへの支援も同時に行っています。
さらに、多摩川で暮らす猫たち(その中には人間に虐待された猫もいます)の姿をカメラに収め、写真展を開くなど、多摩川の猫たちの実情を訴えています。
私は多摩川の映画を作るにあたって、事前に多摩川に関するドキュメンタリー映像をいろいろと参考視聴しました。
その中に、小西さんご夫婦の活動を記録したドキュメンタリー番組がありました。
日々、捨て猫たちの為に身を粉にして、人生のすべてをかけて活動を続けるお二人の姿を見て、世の中には凄い人がいるなあと、とても心を動かされました。
映画の撮影中、その小西さんとお会いすることが出来ました。
実はシジミ獲りのおじいさんと仲が良かったのです。
おじいさんの家で小西さんと三人でお酒を飲みながら、いろいろと興味深いお話を伺うことが出来ました。
人間の猫への信じられないような虐待の話も聞きました。
淡々とお話をされる小西さんでしたが、その瞳の奥には多くの厳しい現実を見てきた深い哀しみと怒りを感じました。
30年間、日々こうした思いを抱えながら、献身的に活動を続ける小西さんの胸中を思うと胸が熱くなりました。
以来、小西さんにはいろいろとお世話になっています。
7月13日(土)からのポレポレ東中野での公開にあたって、映画館のロビーに小西さんが撮影した多摩川の猫たちの写真を何点か展示していただきます。
映画と共に小西さんの猫の写真もぜひご覧ください。
村上浩康(製作・監督)