出会いを集めて映画は生まれる
(この画像は写真家の小西修さんに撮っていただきました)
映画は出会いから始まります。
特にドキュメンタリ―映画の場合、対象となる人や事物、出来事などカメラに収まってくれる存在がないと作品が成り立ちません。
対象との出会い、それが映画製作の第一歩です。
その点、私はとても幸運でした。
ふたりの素晴らしい人と出会え、ふたつの映画に取りかかることが出来ました。
さらに映画は、共に作ってくれたり、手伝ってくれたり、応援してくれたり、励ましてくれたり、アドバイスをくれたり、叱咤激励してくれたり、宣伝してくれたり、上映してもらったり…様々な人との出会いや交流によって出来上がっていきます。
こうして出会いを集めて映画は生まれていきます。
しかしまだ完成ではありません。
作品を完成させてくれるのは、映画を見て下さる観客の皆さんです。
観客との出会いが映画を映画として存在させてくれるのです。
映画は観客に見られるために生まれてくるのですから。
「東京干潟」と「蟹の惑星」も生みの親は私ですが、育ての親は観客の皆さんです。
いよいよ明日から、ポレポレ東中野で「東京干潟」と「蟹の惑星」の上映がスタートします
どうぞ生まれたての映画をご覧になって下さい。
そしてこの映画との出会いが皆様にとって、少しでも良いものであれば幸いです。
それでは劇場でお待ちしております。
(基本的に私は劇場におりますので、どうぞ気軽にお声をかけてください)
村上浩康(製作・監督)